AIトランスフォーメーション専門家で、CosBEの茂見憲治郎氏が、2026年7月31日公開の動画で視聴者からの質問に答えています。この記事で扱うのは、そのうちAIコンサル会社の選び方についての回答部分です。AI開発会社の見方は別記事にまとめています。
💡サマリー
・コンサル会社は、AIの知識より自社の経営理解の深さで見る ・見るのは経営の目線、業界・業務の理解、変革しきる力の3点 ・開発まで担えるコンサル会社は少なく、問い合わせを分ける
AIコンサル会社に何を求めるべきか
茂見氏は、ツールの使い方を習うことと、自社の経営改革を進めることは別だ、という整理を示します。
前提にあるのは、うまく使いこなしましょうということだけを提供するコンサルティングが増えている、という現状認識です。そのうえで、ツールをうまく使うために使い方を習うというぐらいだったら非常にいいと思う、と前置きしたうえで、自社の経営改革を考えていくと重要になるのは別のところだ、と続けます。
AIの話よりもむしろコンサルタントとしての力量、こちらのほうが重要だ、というのが結論です。
「自社をどこまで理解しているか」は何で判断するか
茂見氏は、自社のことを経営者の目線でどこまで深く理解できているかを、3つの要素に分けて挙げています。
1つ目は、経営の目線を持っていること。2つ目は、業界や業務に対しての理解があること。3つ目は、会社を変革しきる力を持っていること。この3点が、AIに詳しいかどうかよりも先に来る、という順序になっています。
発注前に確認するとすれば、自社の業界や業務についてどこまで把握しているか、経営課題をどう捉えているか、といった質問に対し、明瞭に答えられることが重要です。
AIソリューションの叩き台は、どこまで自社で作れるか
企業や業務、課題の理解と経営者の考えを押さえていれば、生成AIとの壁打ちで叩き台までは作れるはず、と茂見氏は述べます。
押さえておくべきものとして挙げられたのは、企業の理解、業務の理解、課題の理解、そして経営者の考えの4つです。
ただし、そこに欠けているのが技術的な実現可能性です。Claude、Gemini、ChatGPTのいずれでもそれっぽいものは出るが、それが本当に実現できるのかどうかは、AIのリテラシーがないと分からない。ここが、自社だけで進められる範囲の境界線になります。
AI開発会社はどの段階で巻き込むか
技術的な実現可能性を確認する段階になって初めてAI開発会社を巻き込む、というのが茂見氏の示した順序です。
開発会社に、これがどれくらい実現可能なのかという目線で見てもらう。そこで返ってきた回答をもとに、できる・できないをチェックして、できるものに変えていく。叩き台を作る前ではなく、叩き台ができてから、という順番です。
なお、AI開発までできるAIコンサル会社はほとんどないとのことで、そこは切り分けて、問い合わせ内容も変えたほうが良いとしています。開発会社側の見方は、別記事で扱っています。
コンサル会社を比べる段階では、AIの知識よりも、自社の経営と業務をどこまで具体的に話せるかが判断材料になります。自社の経営課題を整理するところから、CosBEの無料相談でご相談いただけます。
発言者:茂見憲治郎 氏(AIトランスフォーメーション専門家/CosBE) 聞き手:小渕 氏(MC) 出典:YouTube/CosBE公式チャンネル(2026/07/10公開) 【経営者からの質問4選】AIトランスフォーメーションで会社はどう変わるのか?|AI導入・AX https://www.youtube.com/watch?v=hbdu26cyorM 該当箇所:03:52〜06:45 関連記事:AI開発会社の選び方|技術の幅と深さ、運用コストで見る

